2011年8月13日、米国インディアナ州
インディアナポリスの野外ステージで
屋根が倒壊する事故が発生。

この事故によって58名が負傷、
7名が亡くなるという大惨事
となりました。

なぜこのような事故が起こって
しまったのでしょうか。




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恐るべき強風

コンサートの当日、米国の気象機関より
強い雷雨の予報が出ていました。

ディレクターはこれを受けて
コンサートを遅らせようと考えて
いました。

しかし、マネージャーは天候が悪化した
場合のみ中止にするとして、予定通りの
開催を望みました。

主催者としては簡単に中止には
したくないという気持ちが先行した
のでしょうね。

結果的にはこの判断が明暗を
分けてしまいました。

ディレクターは天候の悪化が
予想されるがコンサートは続行する
ことを観客にアナウンス。

天候が悪化した場合の避難場所も
案内しましたが、避難自体は
呼びかけませんでした。

そうしたアナウンスが行われた直後の
20時46分、なんと風速95メートルという
強風によってステージの屋根が崩落。

風速95メートルというと車でも簡単に
吹き飛んでしまうような猛烈な風です。

いわゆる突風の類いでしょうか。

目の前で崩壊したステージによって
集まっていた数千人の観客は
パニックに陥りました。

のちに行われた調査によってステージの
コンクリートの壁が風速70メートルまで
しか耐えられない設計だったとのこと。

建築基準では風速109メートルまで
耐えられることが求められていました。

そのほかにも様々な部分で強度不足
などの不備がみつかったとのこと。

いわゆる手抜き工事が行われていた
ということですね。

これはもう災害というよりも人災
と言ってもいいかもしれませんね。

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多くの犠牲者

このコンサートでステージに立つはず
だったカントリーバンドの
シュガーランドは登場前だったため
難を逃れました。

特に崩れたステージの近くにいた人々が
犠牲となりました。

遠方からわざわざコンサートを見にきた
10歳の少女は頭部を負傷。

かろうじて命は助かったものの
のちに後遺症が残るほどの重傷を
負いました。

また、17歳の少年は背中を負傷し
もう二度と歩けない体になって
しまったのだとか。

そもそもが天候の悪化は予測されていた
ことであり、観客の安全を優先して
早々に中止の決断をしなかったことは
なんとも悔やまれますね。

のちにインディアナ州はこの事故の
負傷者および遺族に対し5000万ドル
の慰謝料を支払いました。

いくらお金を積まれても亡くなった人は
帰ってきませんし、重い後遺症を負った
人も元には戻りません。

たった一瞬の判断、たった一度の
出来事が大勢の人の人生を大きく
変えてしまうことがあるのですね。

迅速な対応

ただ、事故後の病院への搬送などの
対応は非常に迅速に行われたとのこと。

また、崩壊後の現場で100人近い観客が
下敷きになった人々の救助活動に
あたったのだそうです。

こういった事故や災害などの緊急時に
あってはみんなが協力して対処にあたる
ことが大事ですよね。

死者まで出してしまった今回の
ステージ崩壊事故。

建物に欠陥があったことは論外ですが、
こうしたイベントでは観客の安全確保が
絶対的に最優先であることが最大の教訓
といえるでしょう。

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