2014年の年明けをバリ島で過ごした
ノーリンとイヴァーナのビショフ母娘。

オーストラリアに住む彼女たちは
リゾート地でバカンスを
満喫するはずでした。

しかし、ホテルで食事を取ったあとに
体調に異変をきたした二人。

病院へ救急搬送されたものの、
二人とも帰らぬ人となって
しまいました。

二人ともそれまでは体調を崩していた
様子もなく旅行を楽しんでいたのだ
そうです。

いったい彼女たちに
何が起こったのでしょうか。




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彼女たちの死因は?

出身国であるオーストラリアで
検死を受けた彼女たち。

検死をめぐっては遺族と地元の
インドネシア当局と揉めたようですが。

当局のメンツや縄張り意識なども
働いたのでしょうね。

検死の結果、彼女たちの死因は
アレルギー反応によるショック死
だったようです。

さらにそのアレルギーの原因となった
食物がどうも魚だったのではないかと
言われています。

魚のアレルギーとは一体どういう
ものなのでしょうか。

ヒスタミン食中毒

魚は保存状態がよくないことで
細菌が繁殖し、ヒスタミンを生成
することがあります。

そうしてヒスタミンが蓄積された魚を
食べることで湿疹や炎症、嘔吐や
下痢などアレルギーのような症状が
表れます。

これはヒスタミン食中毒とも
呼ばれています。

ヒスタミンという物質は体内でも
生成されており、花粉症などの
アレルギー症状もこのヒスタミンの
過剰分泌が引き起こしています。

花粉症などのアレルギーをお持ちの方は
抗ヒスタミン剤を処方されたことが
あるかもしれません。

ただし、あくまで食中毒と分類されて
おり、アレルギー症状とは別物とされて
います。

このヒスタミン食中毒が恐ろしいのは
食中毒と言いつつ、魚の味や匂いには
変化がないのだそうです。

さらには加熱処理しても分解されない
という特徴もあります。

煮ようが焼こうが症状が出るまでは
分からないということですね。

魚の中でも特にマグロやサバといった
赤身の魚にはヒスチジンという
アミノ酸が多く含まれ、ヒスタミン
食中毒も起こりやすいのだそうです。

彼女たちも現地でマヒマヒ
(日本名:シイラ)という
赤身魚を食べていました。

この魚にヒスタミンが蓄積されて
いたのでしょうか。

体調を崩したのが彼女たちだけだった
のでなんとも言えないところですが。

検死結果ではさらに母娘ともに
喘息もちで肥満の傾向もあったことが
因子になったとも指摘されています。

実際に彼女たちの泊まったホテルの
部屋からは喘息薬のほかにさまざまな
薬がみつかっています。

ヒスタミン濃度が高くなればより
食中毒の症状も重くなりますが、
濃度が低くても喘息といった持病が
あれば敏感に症状が表れることが
あるのだそうです。

喘息患者だった彼女たちはほかの人より
ヒスタミン食中毒にかかりやすかった
のかもしれませんね。

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対策は?

こうしたヒスタミン食中毒にかからない
ためには保存状態の悪いあるいは古い
食材は口にしないことが一番。

もし、ヒスタミン食中毒によって
アレルギーのような症状に見舞われた
場合は抗ヒスタミン剤の服用が
有効です。

じつは彼女たちの部屋で見つかった
薬の中にも抗ヒスタミン剤や
抗アレルギー薬がみつかっており
あるいはそうした薬をいち早く
服用していれば事なきを得たかも
しれませんね。

バカンスが悪夢に

正月をバリ島という一大リゾート地で
親子の水入らずで過ごしていた
ビショフ母娘。

楽しいはずのバカンスがまさに
悪夢に変わってしまいましたね。

彼女たちは不運が重なってしまった
のかもしれませんが、こうした食中毒が
あることは知識として知っておいた
ほうがいいのかもしれませんね。

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