米国NFLの2014年ドラフトにおいて
特別な注目を集めた選手がいます。

彼の名はマイケル・サム。

ミズーリ大学でプレーした彼は
年間最優秀ディフェンスに選ばれる
など大活躍。

NFL入りが確実視される中で、
彼は自分自身がゲイであることを
告白します。

全米が騒然となる中で運命の
ドラフトがおこなわれました。




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サムの現在について

NFLの2014年ドラフトにおいて
サムは7巡目・全体の249位で
セントルイス・ラムズ
(現ロサンゼルス・ラムズ)に
指名されました。

まずはNFL入りの夢の切符を手にする
ことができたわけですね。

しかし、初期の彼の評価はもっと
高かったそうですが、NFLの能力テスト
であるスカウティングコンバインに
おいてその評価が下げられていました。

256人中の249位でしたので、ギリギリ
引っ掛かったというところでしょうか。

まぁ北米4大プロスポーツで最も
人気のあるNFLにドラフト指名
されただけでも大したものですけどね。

そうして、ラムズの一員となった
サムはプレシーズン試合に出場。

しかし、結果を残せずに
なんとシーズン前に解雇。

さすがシビアなプロスポーツの世界。

その年に別のチームとなる
ダラス・カウボーイズへ
練習生として参加します。

しかし、別の選手を入れるため
チームはサムと契約することは
ありませんでした。

これはゲイであることのマイナス
イメージが作用したというよりは
純粋に実力が及ばなかったという
ことなのでしょうね。

結局、NFLのレギュラーシーズンで
プレーすることは叶わなかったサム。

翌2015年もNFLの能力テストに
参加するも契約はならず。

その年の5月にカナダのフットボール
リーグ「CFL」のモントリオール・
アルエッツと契約。

チームのシーズン6試合目で
初めてフィールドに立ち
プレーしました。

同リーグでもゲイを公表した選手が
プレーするのは初めてだったのだ
そうです。

ところが、この1試合に出場したあと、
故障を訴え欠場したサムは精神疾患を
理由にチームを離脱。

彼が再びチームに戻ることは
ありませんでした。

のちのインタビューで
「CFLには本当は行きたくなかった」
と発言しています。

この人はゲイかどうかというよりも
プロ選手としてストイックさが
足りないような気がしますね。

その後はNFLへの再挑戦のため
トレーニングしているというサム。

8人兄姉の7番目に生まれ、一時は母親の
車で生活していたといいます。

兄の一人は銃で撃たれて亡くなり、
姉たちも幼くして亡くなっており、
ほかの兄たちは刑務所に入っている
など家庭環境は決してよくなかった
ことが窺えます。

こうした底辺から一気にスターダムへ
のし上がれるのがアメリカンドリーム。

年齢的にも厳しくなりますので、
これがラストチャンスでしょう。

果たしてNFLの舞台に立つことが
できるのか、ぜひ頑張ってほしい
ところです。

17061301

LGBTのアスリート

サムのようにLGBT(性的少数者)
であることを公表している
アスリートは世界では
珍しくありません。

たとえばあの競泳界で大活躍した
オーストラリアのイアン・ソープ。

彼はゲイであることを公表し、
自分と同じLGBTの人々への理解を
訴えています。

また、飛び込み競技で北京五輪で
金メダルを獲得したオーストラリアの
マシュー・ミッチャムもゲイである
ことを公表。

女性でも北京・ロンドン両五輪の
フィールドホッケーで金メダルを
獲得したマールチェ・パウメンが
レズであることを公表。

また、米国の女子バスケットボール代表
北京五輪の金メダリスト、サイモン・
オーガスタスも同じくレズであることを
公表しています。

オリンピックで金メダルを獲るような
超一流アスリートがLGBTというのは
どうしても意外という気がしますね。

性的少数者であることはその人の能力を
左右する問題ではないということ
なのでしょう。

サムがゲイであることを公表して以降、
米国のフットボール界では大学リーグ
などでもゲイを公表する選手が現れた
とのこと。

LGBTへの理解が深まってきた
という証しでしょうか。

ちなみに現役のNFL選手では
こうしたカミングアウトをした
選手は今のところいないとのこと。

ひょっとしたら隠している選手も
いるかもしれませんが。

前述のアスリートたちを見ても
LGBTであることが実力に作用する
ということはないでしょう。

アスリートに限ったことでは
ありませんが、こうした人たちに
偏見を持ったり、好奇の目で見る
ようなことがなくなることが
望ましいのでしょうね。

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