サルー・ブライアリーは5歳のときに
列車を乗り間違えたことで実の家族と
生き別れ、オーストラリアの里親に
引き取られるという数奇な運命を
辿りました。

そして、25年という歳月を経て、
彼は自分の元の家族を探し出し
再会することができました。

この小説のような実話は、
「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」
というタイトルで映画化され2016年に
公開されました。




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現在について

オーストラリアのタスマニアに住む
家庭に引き取られたサルーは成長して
ホテル業の専門学校で経営や接客に
ついて学びました。

実の家族と再会した現在もタスマニアに
住んでいて、インドにも何度か里帰り
しているのだそうです。

また、インターネットによってインドの
家族と随時連絡が取れるようにもなった
のだそうです。

実の母親のために家も買ってあげた
そうで、なかなかの孝行息子ですね。

一度インドに帰国した際には自身の
運命を変えたあの日の列車の旅を
四半世紀ぶりに辿ったのだそうです。

感慨深いものがあったでしょうね。

現在、こうした自らの数奇な体験を語る
講演会なども国内外で行っている
のだそうです。

映画化について

サルーの実話を元に「ロング・ウェイ・
ホーム」というノンフィクション小説が
書かれ、それを原作として、
「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」
というタイトルで映画化されました。

ちなみにタイトルが「ライオン」と
なっているのはサルーという名前が
ヒンドゥー語でライオンを意味する
ところに由来しています。

イギリスの俳優デーヴ・パテールが
サルーを演じ、養母のスー・ブライアリー
をニコール・キッドマンが演じています。

同作品は第89回アカデミー賞の
6部門にノミネートされ、主演の
ニコール・キッドマンも数々の賞を
受賞しました。

日本でも2017年4月7日より
封切りされています。

各映画祭でも高評価を受けた同作品、
一度ご覧になってみては
いかがでしょうか。

Google Earthがきっかけに

サルーがインドの実家をみつけることに
役立ったのが「Google Earth」。

当時は5歳の少年でしたので、現地の
地名もなにも覚えていなかったわけ
ですが、列車で移動したスピードや
時間から距離を割り出して駅を
絞り込んでいったのだそうです。

まさかGoogle Earthの開発者も
こんなことに利用されるとは思っても
みなかったでしょうね。

家族について

サルーのインドの家族は母親のほか
兄弟たちがいました。

父親は家族を捨てて家を出て行った
そうで、女手一つでお母さんは
大変苦労していたのだそうです。

そうした貧しい環境であったことで
サルーは5歳にして物乞いせざるを得ず
それが迷子になるきっかけにも
なりました。

迷子になったサルーはカルカッタで
ストリートチルドレンとなりますが、
その後、孤児院に引き取られます。

治安があまり良くないインドでは
人身売買も横行していますので、
5歳の子供が無事に孤児院へ
入れたこともある意味で
幸運でしたね。

さらには彼を孤児院から引き取って
くれたブライアリー夫妻も
いいご家庭でした。

彼を愛情いっぱいに育て、
さらに教育も受けさせて
くれました。

そして、インドの実家を探したい
という彼の希望にも快く応じたのだ
そうで、人間的にも本当にすばらしい
人たちだったんですね。

今やオーストラリアとインドに
二つの家族を持つサルー。

5歳にして翻弄された人生でしたが、
これからの人生は迷うことなく
幸せになってもらいたいですね。

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