2001年9月11日、米国同時多発テロが
発生した同日に大韓航空85便が
ハイジャックされたと見られる
事件が発生。

北アメリカ航空宇宙防衛司令部から
戦闘機が出撃し、あわや撃墜する
寸前まで事態は発展しました。




Sponsored Links

意味深なメッセージ

2001年9月11日、同時多発テロ発生直後、
米国では同国の空港へは着陸せず、
引き返すかカナダの空港へ着陸する
ように要請していました。

テロで混乱する米国へは
入国できなかったんですね。

アラスカのアンカレッジ経由で
ニューヨークに向かっていた
大韓航空85便も当然この要請を
受けて飛行するはずでした。

ところが航空会社との連絡のなかで
パイロットが「HJK」というコードが
入ったテキストを送信。

この「HJK」とは業界用語では
「ハイジャックされた」という
意味のコードでした。

テキストメッセージサービス会社は
ハイジャックの可能性を考えて
北アメリカ航空宇宙防衛司令部
(NORAD)へ通報。

タイミングがタイミングなだけに
こんなコードがあったらみんな
警戒しますよね。

NORADはアラスカ航空管制に
符牒による確認を要請。

85便にトランスポンダーのコードを
7500(ハイジャック)に変更するよう
指示を出しました。

このコードは全世界共通となっており、
もしハイジャックされていなければ
パイロットがその旨を返答することに
なっていました。

ところが、85便のパイロットは
言われるままにコードを7500に変更。

これによりハイジャックされた
ことが確定的と判断されました。

a1180_004039

各所の対応

これを受けてアラスカ州知事は
大きな建物や行政関係の建物からの
避難を指示。

ホテルや学校などからも避難するように
指示が出されました。

ほかにも石油タンカーに沿岸から
沖へ離れるように指示が出され、
さらには高速道路も閉鎖。

まさに緊急事態が周辺地域に
発令されたんですね。

街では避難を急ぐ車で道路が
大渋滞する事態も起こったのだとか。

まぁいざ自分の頭の上に旅客機が
墜ちてくるなんて考えたら、
みんな当然パニックですよね。

撃墜命令も

NORADからは戦闘機F-15が発進。

のちに語られたところでは
責任者のシュワルツ大尉は
撃墜命令を出す準備もしていた
のだとか。

市街地に突入される前に
海上などで撃墜したほうが
被害は少ないですからね。

さらにはNORADはカナダ首相へ
同国上空での撃墜許可を求めて
いたのだとか。

まさに一触即発という状況にまで
きていたということですね。

呆れる結末

85便が少しでも怪しい動きをしたら
撃墜するという状況の中、
アラスカ航空管制は同機に
カナダのホワイトホースへ
向かうように指示。

そして、85便は同空港に
着陸します。

武装した警察が待機するなか、
なんと、このハイジャック事件は
すべて誤解であることが判明します。

そもそもがパイロットが「HJK」
などというメッセージを送った
ことから端を発しているんですよね。

周辺地域を大パニックに陥れ、
空軍・警察などテロ警戒に忙しい中で
対応させるなど、これはもう十分に
被害を出したに等しいですね。

しかも「7500」というコードにも
一切気付かずに言われたままに
変更しているあたり、パイロットの
資質に問題があったのではない
でしょうか。

まさに国を巻き込んだ誤報事件。

大韓航空にとっては
大きな汚点でしょうね。

9.11同時多発テロについて語られるとき
この恥ずべき誤報事件についても併せて
語られ続けていくことでしょう。

スポンサードリンク