2001年9月1日に東京都新宿区で
発生した歌舞伎町ビル火災。

避難路の不備により44名もの犠牲者を
出した大惨事となりました。




Sponsored Links

現在はどうなっている?

火災が起こった明星56ビルですが、
火災後に取り壊されました。

そして、今現在も
更地になっています。

周辺は飲食店も数多く軒を連ねる
非常に人通りの多い繁華街。

西武新宿駅にもほど近く、最高の
立地のはずですが、15年も経つ
にもかかわらず更地のままとは、
やはり事件のインパクトが
大きすぎたせいでしょうか。

Kabukicho_fire
火災後のビル全景

訴訟の判決

この火災の被害者のうち33人の遺族が
損害賠償請求を求めて提訴。

2006年にビルのオーナーらが
和解金10億円以上を支払うことで
和解しています。

まぁテナントが防火扉の前や階段に
備品などを積み上げていたために
避難路として使用できなかったことを
考えれば管理責任は免れませんよね。

さらには刑事訴訟において
ビルのオーナーら5人に
業務上過失致死罪で禁固2年から
3年、執行猶予4年から5年
の有罪判決が下りました。

44名もの犠牲者が出たにも関わらず
実刑判決が下らなかったとは、
少々刑が軽すぎる気もしますね。

出火の原因は?

じつは15年も経過するにもかかわらず、
この火災の原因は分かっていません。

当時、爆発音を聞いた証言もあって、
火元はガスメーターの付近である
ことは分かりました。

実際にメーターが外れていて、
ガス漏れによる事故という見方も
ありましたが、当時ガス漏れは
なかったことが判明。

やはり放火の可能性が濃厚である
ということで現在まで至っています。

では、肝心の犯人についてですが、
こちらも今日に至るまで特定できて
いません。

じつはこのビルをめぐっては
あまり芳しくない問題が
混在していたのだそうです。

ビルの所有会社とテナントとの
間でのトラブル。

テナントの麻雀店が行っていた
違法賭博と客とのトラブル。

やはりテナントだった
キャバクラ店の客との
トラブルなど。

新宿・歌舞伎町の雑居ビルというと
こういうトラブルも多そうでは
ありますけどね。

そうしたトラブルの中で逆恨みした
客の一人が火をつけたのでしょうか。

実際に火災の発生時刻にビルから
出て行く不審人物の目撃情報も
ありましたが、いまだに解決には
至っていません。

この火災の影響

この火災を受けて2002年に
消防法を大幅に改正。

ビルのオーナーなどに重い法的責任を
負わせることで防火管理の意識改革を
図りました。

こうした惨事を繰り返さないためにも
法律を厳しくするのは一つの
有効手段でしょうね。

ただ、この火災が起こった10日後、
なんとあの9.11同時多発テロが
発生したことで報道は一気に
そちらへシフト。

まぁやむを得ないとはいえ、
関心が一気に薄らいだことは
否めないでしょうね。

この悲劇を忘れないためにも
今後もマスコミには折に触れて
歌舞伎町ビル火災について取り上げ
続けてもらいたいですね。

スポンサードリンク