結合双生児として誕生して日本でも
話題となったベトちゃんドクちゃん。

1986年の来日以来、現在は
どうしているのでしょうか?




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現在は結婚して父親に

残念ながら兄であるベトさんは
2007年10月に26歳でこの世を
去りました。

分離手術を受けた当時から
植物状態ではあったそうですが、
腎不全と肺炎を併発してしまった
のだそうです。

それでも19年間生きられた
のですから、これも手術成果
だったのでしょうね。

一方で弟のドクさんは現在もご存命。

手術後は学校にも通い、自身が手術を
受けたツーズー病院の事務員に
なりました。

2006年にはボランティア活動で
知り合ったテュエンさんと結婚。

2009年にはなんと双子の
男の子と女の子が誕生。

自身にも双子が生まれるとは
遺伝的な要素もあるのでしょうけど、
どこか運命的ですね。

うれしいことに子供たちの名前は
息子さんが「フー・シー(富士)」
娘さんが「アイン・ダオ(桜)」
と日本にちなんでいるのだそうです。

いまだに親日家というのは、
じつに親近感を覚えますね。

実際に日本語も少し話せるのだそうで、
2012年には東日本大震災の被災者を
慰問するなど、たびたび来日も
果たしています。

現在、病院で勤務するほか、
日本の旅行会社でも働いて
いるのだそうです。

いつか障害者も働ける旅行会社を
設立することが夢なのだとか。

その夢も叶うといいですね。

img_duc
ドクさんとテュエンさん(共同)

大手術の裏側とは

「ベトちゃんドクちゃん」として
日本で話題になったのが1985年。

その翌年、ベトさんが急性脳症を発症し
来日して東京で手術が行われました。

この手術でベトさんには後遺症が残り、
発作も起こるようになっていたために
1988年に分離手術を行うことに
なりました。

二人は臓器を共有している部分もあり
仮にベトさんが命を落とせば、
ドクさんの命も危うかったんですね。

一番の問題は、どこでどう分離するか
という線引きでした。

器官の中で生殖器、肛門、膀胱は
共有していたため、どのように
分離するかは意見が分かれました。

おおむね弟のドクさんに残してあげる
方向でしたが、残したところで
神経系統がつながっていなければ
機能しません。

日本人も加わった医師団は過去の症例も
検討し、最終的にはドクさんにすべてを
残しても問題ないと判断しました。

そして、手術前には二人を模した
マネキン人形も製作されて、
術前のシミュレーションが
行われました。

手術を成功させるために念入りに
準備を重ねていったんですね。

注目を浴びた分離手術

世界中から注目を浴びた
分離手術。

当時、テレビ局では生中継まで
行ったのだそうです。

見世物ではないのですが、類を見ない
大手術なだけに必要以上に
注目されたんですね。

そんな中で17時間という長時間を
かけて行われた手術は大成功。

ベトさんには左足、ドクさんには右足が
残されました。

ちなみにこの大手術はのちに
ギネスにも認定されています。

術後、ベトさんが意識を回復することは
ありませんでしたが、ドクさんは順調に
回復していきました。

実際に二人が誕生してから、
成人するまで生きながらえると
考えていた人は少なかったのでは
ないでしょうか。

まさに当時の医師団の手腕と
二人の生命力の強さの
おかげかもしれませんね。

ドクさんにはベトさんの分まで
これからも健康で過ごしつつ、
日本とベトナムの架け橋でいて
もらいたいですね。

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