2001年9月11日、アメリカ同時多発テロの
ひとつに数えられるユナイテッド航空93便
によるテロ事件。

ハイジャックされたほかの3機と違って
唯一、目的の場所へのテロ攻撃に
失敗しています。




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なぜ失敗した?

ユナイテッド航空93便はテロの当日、
混雑の影響もあって42分も遅れて離陸。

その遅れがあったおかげでほかの
3機が先にハイジャックされ、
テロ攻撃が実行されました。

そのあと一足遅れて
ハイジャックされた93便。

乗客の男性がこっそり携帯で妻に
電話したことで、国内で同時多発テロが
起こっている現状を知ります。

世界貿易センター、米国国防総省と
旅客機が突入したことを知り、
乗客たちは自分たちも同じ運命に
なることを予見できたのでしょう。

実際に93便はなんとあの
ホワイトハウスを標的と
していました。

もしこの93便でのテロ計画まで成功して
いたら今と多少、世界が変わっていた
かもしれませんね。

ハイジャック犯たちがじつは自爆テロを
目的にしている情報はやがて乗客の間に
広がっていきました。

9時27分にハイジャックが実行されてから
30分足らずの9時53分、のちに回収された
ボイスレコーダーからはコックピットを
乗っ取ったテロリストたちが乗客の
反撃に備える会話が聞かれます。

このとき乗客たちが立ち上がって
テロの阻止を試みていたようです。

しかし10時03分、時速580kmのスピードで
93便はペンシルベニア州ピッツバーグ
郊外へ墜落。

テロリスト含む44名の乗員・乗客
全員が命を落としました。

ボイスレコーダーには墜落直前に
コックピットのドアが開く音が
録音されていたそうですので、
乗客たちはテロリストの一部を制圧し
コックピットまで到達していた
ようです。

乗っていた全員が命を落とす結果に
なってしまったとはいえ、乗客たちが
勇気を出して立ち上がったおかげで
米国の政治の中枢である
ホワイトハウスが守られたと言える
でしょうね。

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UA93便の事故機 N591UA

日本人の犠牲者

じつは同便には早稲田大学理工学部に
通う当時20歳だった久下季哉
(くげ としや)さんが
搭乗していました。

この便で唯一の日本人客でした。

久下さんは将来の留学を視野に
夏休みを利用して米国を
旅行していたのだそうです。

ご存命であれば今頃は海外で見識を深め
立派な社会人として世界で
活躍されていたでしょうね。

まだ20歳の身の上でテロの現場に
遭遇した久下さん。

情報によれば久下さんもテロリストを
相手に勇敢に立ち向かった乗客の一人
だったのだとか。

恐怖心もあったでしょうけど、
どんな思いでその場にいた
のでしょうか。

この事件後に93便の乗客を追悼する
米国の政治家だけが集う夕食会が
開かれたのだそうです。

ホワイトハウスへの攻撃を防いだ
わけですから、乗客たちは英雄と
言っていいでしょう。

会には元大統領たちも集い、そうそうたる
顔ぶれだったそうですが、そこに唯一
外国人の駐米日本大使の姿が。

じつは久下さんの行動に敬意を表して
外国人にもかかわらず招待されていた
のだそうです。

こうしたエピソードは胸を
熱くさせますね。

久下さんを含む93便の乗客たちは
ホワイトハウスを守った英雄として
これからも永く語り継がれていく
ことでしょう。

同じ日本人としても誇りに思い
敬意を表したいですね。

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