ブラジルで人気だった犯罪追跡番組
「カナル・リブレ」。

その司会者だったウォレス・ソーザは
なんと視聴率アップのために自ら
犯罪を指示して事件を起こさせて
いました。




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現在は?

まさに驚くべきマッチポンプ
で視聴率を稼いでいたソーザ氏。

2009年に当局に告発されましたが、
無実を主張していました。

そして2010年7月、心臓発作のため
サンパウロの病院で亡くなっています。

享年51歳でした。

同氏は州議会議員でもあったため
特権によって守られていて、
逮捕はできなったようですが、
こんなに早くこの世を去るとは、
いわゆる因果応報でしょうか。

SPauloブラジル・サンパウロ

警察官から司会者へ

元は警察官だったというソーザ氏。

しかし、1987年に詐欺やガソリンの
窃盗罪で逮捕され、解雇されています。

なんだか元から胡散臭い
人物だったようですね。

その後、1989年にソーザ氏を
司会者として「カナル・リブレ」が
スタート。

警察の捜査や逮捕の様子を放送し、
時にはヘリコプターで追跡するなどして
2008年に放送が終了するまで人気番組
として君臨しました。

おそらく目の前で事件が解決される
リアルさがウケたんでしょうね。

同氏はそうした司会業に留まらず
1998年には政界に進出し、
州議会議員となります。

過去によからぬ逮捕歴があるのに
よく議員なんかに選ばれましたね。

そうして、人気番組の司会者と
政治家というステータスを
手に入れていきました。

犯罪現場を自作

同番組では警察よりもいち早く
犯罪現場に到着してレポートし、
それが人気でもありました。

しかし、ある放送回で麻薬密売人が
命を落とした現場に到着したのが、
あまりに早すぎたために疑惑が
浮上します。

まぁそもそも警察でもないのに
犯罪現場へ先に乗り込めること
自体が不自然ですよね。

捜査の結果、ソーザ氏のボディガードを
務めていた元警官の男が逮捕されます。

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このボディガードはなんと9人もの人を
手にかけた容疑で逮捕されました。

そして、同番組のために犯罪を
実行したことを自白します。

ヤラセであったことが
はっきりと露呈したんですね。

警察によればソーザ氏は40人からなる
犯罪グループを組織して殺人・
麻薬密売・銃の密輸といった犯罪を
行っていたのだとか。

ソーザ氏の自宅からは犯罪に使われたと
思われる武器や弾薬なども発見された
とのこと。

番組を面白くするためといっても
完全に常軌を逸していますね。

そういえば日本でも朝日新聞の
カメラマンが珊瑚を自ら傷つけて
記事を捏造した事件が
ありましたね。

天網恢恢疎にして漏らさず
ということでしょうか。

捜査関係者によれば政治家や警察が
犯罪に関わるケースも多いため、
そうした取締りの一環として
ソーザ氏を摘発したのだとか。

いわゆる“見せしめ”の
意味合いもあったんでしょうね。

悔やまれるべきは同氏の口から
その真相が語られることなく
この世を去ってしまった
ことでしょう。

法廷で裁かれた上で、
罪を償ってほしかったですね。

まさに前代未聞のテレビ番組の
でっち上げによる凶悪事件。

その特異性からもこの事件は
今後も語り継がれていく
でしょうね。

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